どのような症状を引き起こすのか
一般的に使用されることが多くなってきた人見知りという言葉ですが、この人見知りが引き起こしやすい症状について詳しく説明したいと思います。人見知りにはどのような症状があり、どういったことで症状が引き起こされているのかを知りましょう。
雑談恐怖症
会社や学校などのコミュニケーションが盛んに行われる場所では、仕事や勉強以外の話をする機会も当然多くあります。人見知りでこういった状況にいると極端に話をすることができなかったり、急に無言になってしまうといった症状が雑談恐怖症です。
赤面症
人見知りの症状の中でも目に見えてわかりやすい症状と言えるのが赤面症です。これは対人恐怖症の代表的な症状で、人前で顔が赤くなることに悩む症状です。特に小学校の高学年から中学校の思春期を迎える頃に発症しやすく、顔が赤くなってしまうことが恥ずかしいと考える人も多く、人見知りで悩んでいる人は同時に赤面症についても悩む人が多いです。
視線恐怖症
人見知りの人は警戒心が周囲よりも強いことから特に周りの視線に敏感になってしまいます。周囲の目に敏感でいることからますます人の目を気にしてしまって人の視線が怖くなってきてしまうのが視線恐怖症です。視線恐怖症の症状が出てくると人目が気になってくることから、より一層喋る機会も減ってしまうなど人見知りの特徴が強く出てしまうことがあります。
吃音症
人と話す際にどもってしまったり言葉が詰まるなどを極端に気にしてしまう症状が吃音症です。吃音症は単純に吃音となってしまう人とは異なり、実際に吃音症の人と話している際には気にならないことが多いです。周囲からするとほとんど気にならず、吃音と気づく人がいない度合いにも関わらず、本人がどもっていると感じて悩んでしまう症状が特徴と言えます。
人見知りの際には特に周囲の目を気にしたりすることも多いため、自分がどもってしまうという感覚が恥ずかしくなり人前で喋らないという悪循環も起きます。結果として人見知りの特徴である初対面の人と喋ることができないなど、強く人見知りに影響を与えている症状です。
正視恐怖
正視恐怖は目線が合うことが苦手でなるべく目線を合わせたくない、目を見て喋ることができないという症状が特徴です。特に苦手と考えている人や意識している異性などを前にすると引き起こりやすいです。全ての人と目を合わすことができないわけではなく、人見知りの対象となっている人に対して起きる症状です。